2019.11.08 Friday

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2010.12.26 Sunday

おむつなし育児

せっかくの冬休みなので、下の子(6か月)のおむつなし育児に本格参加してみることにした。出産前に妻が「今度はおむつなし育児をやる」と言い出したときは、「また大それたことを・・・」と思わないでもなかった。でも、以前聞いたウガンダのマジカルチャイルドのエピソード(彼の地では赤ん坊におむつをつけず、直観で赤ん坊の欲求を予知し、スリングを汚さずにきちんと排泄させる母親が少なくないという)が心に残っていたので、「できるものならその方が良いに決まっている」という気持ちもあった。

実際にやってみると、あまりに簡単でおどろいた。赤ん坊が「何となくしたそうな」様子を見せたとき(たとえば、急に泣いたり、暴れたり、動きが静止したり、おならをしたりetc)、おむつを外してしかるべき容器の上で「シーシー」と声をかけると、本当におしっこやウンチをしてくれるのだ。まるで手品のよう。ガイドブックによれば、赤ん坊には元来そのような本能が備わっているとのこと。それをおむつで完全に覆い隠す文化が始まったのは、意外に最近らしく、ウガンダどころか、日本を含む世界中で、ごく近年に至るまでおむつなし育児は生活の中で実践されていたらしい。

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2010.12.24 Friday

クリスマスプレゼントが届いた

幸運にも今回の留学では全額奨学金をいただいているけれど、さすがに奨学金だけでは子連れ生活のすべてはカバーできないので、貯金を少しずつ切り崩す日々となっている。一生に何度もあるわけではないカリフォルニア生活なので、節約を最優先しているわけでもなく、珍しい食材を買い込んだり、定期的に外食をしたり、マイペースに過ごしているけれど、所詮は収入がないことには変わりない。

なので、YMCAで紹介された「子どものための無料健康診断」には、「ありがたや」と家族全員で参加した。病院の医師やケアマネジャーらがボランティアで実施する健康診断には、しかし、うちの子ふたりを合わせてもわずか9人しか参加者がいなかった。内容は、にこやかな身長や体重の測定、そして、ひとりあたり30分以上かけての、懇切丁寧な医師の面談。日本では行政が無料で行う健康診断とは言え、これがボランティアベースで行われているというのは、それだけで感謝と感激に値する。

そこで出会ったケアマネジャーがわざわざ家まで訪問してくれた。我が家が特殊教育や低所得世帯向けの保育を探していることを知り、手助けをしてくれるというのだ。こういう非営利の活動、アメリカには分野を問わず広く根づいており、「family advocate」(≒家族支援)と呼ばれる。まったくの無償で、電話、メール、訪問など、弱者への相談や情報提供に応じ、必要とあらば、行政との交渉などにも立ち合ってくれる。日本にも家族支援の会はいろいろと存在するようだけれど、アメリカでの充実ぶり・力強さとは比較にならないのではないかと思う。

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2010.12.20 Monday

パン焼き再開

ついに半年ぶりにパン焼きを再開した。やっとそんな時間が作れたことがうれしい。酵母は、自分で起こそうかどうしようか迷ったけれど、「やっぱり今すぐ焼きたい」と思い、Acme Breadに頼んでみることに。「サワードウ、少し買わせてもらえますか?」と聞くと、「ドウはないけど、スターターなら分けてあげる」と言って、無料で分けてくれた。

初めて使うサワードウは、少し酸味がかった香りがしてドキドキした。粉の分量も、発酵時間も、いい加減だったけれど、とりあえず完成。



少々爆発気味だけれど、とりあえずは◎。残ったスターターは種継ぎして冷蔵庫に入れておいたら、翌日にはまたフツフツと息づいて、ものすごく元気がよい。折よく日本からホシノ酵母も届いたし、冬休みの間は気ままなパン生活を楽しめそう。


2010.12.15 Wednesday

祝・冬休み!

ついに最初の1学期が終了!最後はさすがにやや疲れたけれど、無事にすべてを終えられたことに感謝、感謝、感謝。冬休み中は、学期中にはなかなか余裕がなくてできなかったことを、あれこれやってみようと思う。さて、何をしようかなぁ・・・。


↑最近発見した「カフェ・レイラ」で食べた野菜プレート。野菜がみずみずしくて、鮮烈な味わいだった。イスラエル人の店主が営むこの店は、うつくしいパティオがあって、ちょっぴりスローフードな雰囲気が漂う。一躍、我が家のホットな外食先リストにランクイン。


2010.12.10 Friday

ごみ捨て場の攻防戦

ごみは基本的に町内全域戸別収集だけれど、ここUCビレッジは千世帯に及ぶアパート群なので、例外的にステーション収集。アパート4棟につき1か所くらいの割合で(1棟12世帯)、屋根つきの集積場が設けられている。

ビレッジは超多国籍だけあって、ごみ捨てのマナーはさすがに悪い。町内の他の地区がすべて戸別収集で非常にすっきりしているだけに、ビレッジ内のごみの散乱ぶりはより一層うらめしい。ひどい時は生ごみがそのまま散乱し、ハエが群舞し、折りたたまずに投げ入れられた段ボール類が容器からあふれ出し、粗大ごみがいくつも置き去られているという有様(しかし不思議とカラスや猫の害はない)。

風向きによっては、うちの方までごみの臭いが漂って来たりすることもあるので、「何とかしたいなぁ」と思っていた矢先。日々の課題に追われる自分を尻目に、真っ先に行動に出たのは我が妻の母T子さん。ごみ先進地藤沢市に長年住んだ経験から、わざわざ箒まで買ってきて、日々集積場の美化に励む。散乱物を除去し、空きっぱなしの蓋を片っ端から閉めて回る。「常にきれいな状態になっていれば、少しは意識も変わるはず。」しかし敵もさる者。「1時間前に掃除したばっかりなのに、まためちゃくちゃになってる!」と渋い表情のT子さんが日々の風物詩になりつつあった。

そんなある日。

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2010.12.06 Monday

サバイバルということ

統計の授業で、2週間ほど前からSTATAというツール(ソフトウェア)を使い始めた。最初に大学院生の助手による1時間のワークショップがあったけれど、それ以降は特に何のガイダンスもなく、プリントが配布されるわけでも教科書が紹介されるわけでもない。「まだ本格的なスタートは先なのかなぁ」と思っていたら、突然STATAの使用を前提とする課題が出た。

休み時間に図書館でひとりで解こうとしてみたら、まったく分からない(だって何も習っていないに等しいのだから)。締切は翌日の正午。一瞬気が遠くなりそうになったけれど、「困っているのは自分だけではないはず!」と気を取り直し、同級生が自習やミーティングをしている「リビングルーム」に向かう。

予想どおり、10人くらいの同級生がこの課題と格闘しており、揃いも揃って大混乱に陥っている。この課題は「テスト前の実践練習」として位置づけられており、「共同作業」も認められているので、先に解けた人の回答を回し読みしたりしつつ、「どうやるの?」「どうして!?」「分からない・・・」などとみんなで大騒ぎしている。

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