2019.11.08 Friday

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2010.11.29 Monday

ソノマへの旅

サンクスギビング(11月4週目の感謝祭週間)の4連休。夏に「卒業生を訪ねる会」でお世話になった方のソノマの別荘に、再び、今度は家族で招待してもらった。

高速道路で1時間半行くと、空気の澄み渡る初冬の山景色は、息を呑むほどうつくしい。青空に恵まれ、途中、ひなびたワイナリーでテイスティングを楽しんだり、田舎町のカフェでお茶をしたりしながら、さらに山道を進んでいく。

テラスに鹿が来るような森のお宅に到着すると、既にテーブルは豪華な晩餐に備えている。


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2010.11.25 Thursday

一大イベント

「政治学」の授業で、「模擬国会」をやった。履修生ひとりひとりが国会議員や政府高官の役割を割り当てられ、予算案の議決過程をシミュレーションするというもの。「当日は深夜まで何も予定を入れないように」とのお達しが出ていて、正直、高校生でもあるまいし、負担だなぁ、、、などと思っていた。

数日前から、同級生の間で「スナック持参」の呼びかけが始まり、どうやら上級生から「スナックがあるとないとでは楽しめ方が違う」という噂が下りてきている模様。教授までもが、「夕食のピザは用意するけど、アルコールは提供できないので、欲しい人は持ってくるように」などと、冗談とも本気ともつかないコメントをするので、まったく訳が分からないまま、とりあえずはお気に入りのトルティージャチップスの特大袋を持参した。

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2010.11.24 Wednesday

広がる米の世界

ファーマーズマーケットで買ってくるオーガニック玄米。能書きからして質は良さそうだけれど(しかも10kg3千円とお手頃!)、実はあまり美味しくなくて困っていた。炊きあがりが妙にやわらかく、歯ごたえがないのだ。

気に入りのタイ料理スタンドAndy & Cindyでは、タイカレーの横にパラリとした香ばしい玄米が添えられてくる。「どこの玄米を使っているの?」と訊ねてみると、あろうことか、うちと同じ店の玄米だと言う。「どうやって炊いてるの?」と聞くと、「業務用炊飯器で、白米モードで炊いている」。なるほどと思い、炊き方を大幅に変更することに。

袋の指示書きにある「2倍の水で50分」を、「1.2倍の水で30分」にしたら、歯ごたえのある香ばしい玄米が炊き上がるようになった。毎日ご飯を食べるのがたのしみで仕方ない。しかし、指示書きはなぜ違う水分量と炊き時間を教えるのだろう? そして、なぜ日本の玄米よりもこんなに少ない水分と時間で炊き上がるのだろう???

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2010.11.21 Sunday

きちょうめんな日本人

いくつもの発表やレポートが重なって、さすがに体力勝負となった今週。何とかすべてをこなし、金曜朝、書き終えたレポートを握りしめて(という気分)授業に臨む。すると、GSI(ティーチングアシスタントの大学院生)から衝撃のアナウンスが・・・。

「みんな、いろいろ締切が重なって大変だったみたいだね。何人もの学生から、締切を延ばしてほしいというメールが届いたよ。さすがに僕は締切を変えるような立場にはないけれど、みんな考えてみて。レポートは「今日の夕方5時までに僕のロッカーに提出」だけど、金曜の夕方5時に僕がすぐに取りに来ると思う?いや、たぶんそれはありえないだろうな。一番ありうるパターンは月曜朝に取りに来るというパターンだから、忙しい人は日曜日に提出すればいいよ。」

ホォー! 日本ではまずありえない展開に、日本人の同級生と苦笑い。こんなことなら、もっとレポートに手を加えられたのに・・・。でも、おかげでゆったり週末が過ごせたから、後悔はしていないけれど。

先だってのテストでは、「はい、終わりーーー」という掛け声で答案を提出し、鉛筆やら消しゴムやらをカバンにしまい、ドアに向かって歩き出すと、何人もの学生がまだまだ必死で鉛筆を走らせている。日本だったらまず間違いなく失格のパターンだけれど、こういうのもぜんぜん平気なんだなぁ、とカルチャーショック。

日本のきちんとした感じに慣れ親しんだ自分としては、驚きの連続。でも、こう真正面からあの手この手で大らかに来られると、もしかしたら日本人は余計なところで神経を使いすぎているのかもしれないなぁ、と思えてくる今日この頃。


2010.11.15 Monday

テスト、課題、テスト・・・

いよいよ学期も大詰め。テストに次ぐテスト。課題に次ぐ課題。そんな中、当初はいささかのんびりだった経済学や統計学も、結構ややこしい内容になってきて、少し大変だけど、やりがいのある感じになってきた。

ひとことに「経済学」「統計学」と言っても、うちの学校のそれらは、公共政策修士の必修科目としてしっかりとデザインされている。専門家から見れば、本当にまだまだ初歩の初歩をやっているに違いないわけだけれど、最初から公共政策への応用はひとときたりとも忘れられることはない。というか、すべての概念は、公共政策を事例に説明されるので、結構たのしめる。どれも、「あぁ、去年仕事をしているときに知っていたら・・・」と思うことばかり。

特に経済学は本当におもしろくて、こんな初級レベルなのに、一丁前に低所得層のためのフードスタンプ制度や税制優遇措置の分析を中心に授業が進んでいく。経済学を今までまるきり知らなかった自分としては、今さらながら、「ほぉ、こういう見方ができるものなのか!」と、シンプルに新鮮な感激があるので、10月に38度熱があったときも、思わずがんばって一度も休まず出席したのだった。

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2010.11.13 Saturday

最近のブーム(食べ物)

前回書いた「ギャザー」は、家族全員が行きたい別格の存在だけれど、それ以外にも各人それぞれお気に入りの食べ物が見えてきた。

1. 自分
Andy & Cindy Thai Cuisine
バークレーの誇るオーガニック・ファーマーズマーケットの片隅にあるテントのタイ料理屋さん。何げなく買った「ベジタブル・エッグロール」(揚げ春巻きのようなもの)があまりに美味しくてやみつきに。ファーマーズマーケットに行くたびに、足がフラフラ〜っと吸い寄せられて、ついカレーだ何だと買い食いしてしまう。この頃では、Andy&Cindyに行きたいがためにファーマーズマーケットに行きたいと思うほど。今までタイ料理にそんなに興味のなかった自分だけれど、ここのは辛すぎず、とにかく香りがびっくりするほどふくよか。アジアの料理は、美味しくはあれ、一般的に食材が心配だけれど、ここのはそんな心配も無用。

2. 妻A子さん
メキシカン。ブリトーやタマルなどの美味しさに情熱を燃やし始めた模様。これまでに行った中では、「タクバヤ」と「カンクーン」が割に美味しくて、食材もオーガニックでありがたい店なのだけれど、本人は更に美味しい店の開拓を期している。最近作ってくれるトマトソースも、シラントロが入っていたり、どことなくメキシコ風。

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2010.11.12 Friday

大好きなギャザー

だいぶ涼しくなって、紅葉のうつくしい季節になってきた。気持ちよく晴れた週末、家族でバスに乗って久々の外食。

行き先はもちろん、お気に入りのギャザー。ここは子どもを連れて行っても全然大丈夫だし、料理もかなりおいしく、ひとり2千円そこそことリーズナブル。いつもここに足が向いてしまうので、結局、名高いシェ・パニスはまだ行けずじまい。


↑これは朝食メニューのポレンタ。上に乗っているのは濃厚なレンズ豆のソース。あたたかいポレンタのとろける食感はやみつきになる魅力があって、帰宅後、さっそく我が家の食卓にもポレンタが登場。

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2010.11.06 Saturday

たたかいの終焉?

昨日のブログで、「支援なし」という長男Kの判定結果に抗議した翌朝。まだ朝焼けの残るうちに(と言っても時刻は8時だったけれど)いきなり電話が鳴って、教育委員会がその日のうちに再度ミーティングを開催してくれるという。あまりの展開の速さに驚いたけれど、こちらにとって良い話であることは間違いないので、「もちろん行く」と即答する。

結論から言えば、すべてこちらの願ったとおり、OT(手先や動作の訓練)など2つの分野で「要支援」とし、保育園への特別枠での受け入れ資格を出すと提案してくれた。昨日の会議後、こちらが説明した要望をどうかなえられるか、その場で話し合ってくれたようで、当初は判定の対象に入っていなかった別分野でのケアの必要性を新たに考え合わせることで、資格を満たす可能性を見出してくれたのだった。週1時間のOT訓練も来週火曜からスタートしてくれるという。拍子抜けするくらいあっさりと、問題は解決してしまった。

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2010.11.05 Friday

たたかう私たち

1ヶ月近くかけて厳重に行われた長男Kのアセスメント(障害の判定)の結果が判明した。結果は、「何ひとつ特別支援の基準に満たず、ケアの対象外」という、まったくもって予想外のものだった。

今日の午後、スピーチセラピスト、OT(手先や動作の訓練)の専門家、心理の専門家、特別支援担当の保育士など、Kのアセスメントに関わった5名の専門家が集結し、我々両親との間で、法律に基づく「IEP」(Individualized Education Plan=個人に合わせた教育プラン=特別なケアを必要とする子どものための個別計画)のミーティングが実施された。

詳細なアセスメントの結果を丁寧に説明してくれたのはいいとして、日本からわざわざ持ってきた様々な診断書〜療育施設の所見、児童相談所の所見、保育園の所見〜は実質的にほぼ無視され、通訳を介して行われた3回計5時間のアセスメントの結果だけが適用されたらしいのには驚いた。

たしかに、Kは日本でも「ボーダーライン〜軽度知的障害」と診断されており、年齢の小ささもあって、断定的なことはまだ誰にも言えないのだと思う。しかし、日本で正式に療育手帳を発行されていたこと、Kを2年以上にわたって見てくれた日本の複数の専門機関が「すべての分野で1歳〜2歳の遅れ」と診断していること(※ご存じない方のために補足すると、4歳で1〜2歳の遅れというのはそれなりに大変なことらしいのです)、そして、日本で2つの保育園に入園を断られ、すばらしいすばらしいおひさま保育室でやっと先生たちの厚い理解とサポートのもと通園にこぎつけたこと、などがまったく考慮されず、「分野によっては下位1パーセントに属するが、全体的にはほぼ平均的と思われる=特別なケアにはあたらない」と結論づけられたのには、ただただ唖然とした。

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2010.11.03 Wednesday

ハロウィーン

特に関心もなかったハロウィーンのお祭り。同居している妻の母が、参加している英語教室で「子どもがいるのにハロウィーンをやらないのはありえません」と聞いてきたので、「ならばやらねばなるまいか」と重い腰を上げた。

ちゃんと南瓜を買ってきて、たまたま遊びに来ていた友人の指導の下、人生初の「カーヴィング」(南瓜に顔を掘ること)。南瓜は、日本のものと違って中がほとんどスカスカなので、種を取り除いてしまえば掘るのは意外と簡単。


イランから来た隣人曰く「去年もすごくたくさん子どもがやって来た」ということなので、配るお菓子を100個くらい準備して、子どももあり合わせの格好で仮装させて、、、

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