2019.11.08 Friday

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2011.01.08 Saturday

パンと葉山

葉山はパンの都、と思っている。人々に知られているのはボンジュールやブレドールだけれど、自分が足を運ぶのは、もっと小さな、わかなぱん、カノムパン、くうら。材木座まで自転車をこげばGAMAがあり、鎌倉駅そばにはパラダイス・アレーがある。あちこちで開かれる野外イベントには臨時でいろいろおいしい天然酵母パンが並び、家でゴロゴロしていれば、友人知人が自分で焼いたパンを届けてくれる。

こんな贅沢はバークレーにはないだろうと思っていたら、やっぱりなかった。当地でピカいちと言われるAcme Breadはなかなか美味しいフランス風のパンを売っていて、値段も非常に手ごろ。天然酵母のパンもいろいろあるので、日々ありがたくお世話になっているけれど、レストランやスーパーにも本格的に卸している大規模店なので、「作り手の顔が見える」というような雰囲気は皆無。その匿名的な美味しさに、何とはない物足りなさを感じたりする。

葉山のパン屋はすごいなぁ、と改めて思う。それぞれが、アメリカ水準から言えばとんでもなくちっぽけで、それでいて、他のどこにもない、その人にしか焼けないパンを焼いている。何よりも、そこに足を運ぶだけで幸せと元気をもらうような、あの魅力。

考えてみれば、パン屋に限らず、そんな小さくて偉大な店が、葉山近辺にはいくつもあったなぁと思い出す。たこ焼きのチャルカだったり、ビーチマフィンのお菓子だったり、bla on the beachのパスタだったり、そして、行くだけで気持ちが冴えわたるようなcoyaなど。

バークレーに来て、まだ5か月。まだまだこの地ならではの魅力を探し続けようと思っているけれど、当地のパン屋やレストランは、全般的にもっと大規模でビジネスライク。葉山で出会った、スローで、気持ちの通う不揃いな宝石のような空間の数々は、食材の東西にかかわらず、その存在そのものが、れっきとした日本文化なのかもしれないと思う。


なつかしい葉山のパンはこちらにはないので、ホシノ酵母で自分で焼く。それもまたたのしい。 

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