2016.05.13 Friday

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2012.12.11 Tuesday

アルコール、デビュー

インド人は宗教的にほとんどアルコールを飲まない。アルコールには高い税金が課せられ、販売は徹底的に統制されている。レストランでもスーパーでも、アルコールが置いてある店はほとんど皆無。唯一ホテルだけは例外で、たとえば高級ホテル内のレストランに行けば、1杯500ルピーくらいでグラスワインが飲める(日本円に直すと750円くらいだけれど、実際の価値はその10倍の7500円くらいのイメージ)。

実はインド料理にはお酒があまり合わず(と自分は思っている)、日本にいた時はほぼ毎日のようにビールを飲んでいたというのに、9月にインド入りしてからは、お酒がほしくなったことはほとんどなかった。いや、ほしいと思うことがたまにあったとしても、町のどこに行けばお酒が買えるのかも分からないままに(売っている店はほとんどまったく見当たらない)、何となくそのままずるずると「酒なし生活」が続いてしまったのだった。

それにしても、町中にほとんどアルコールが存在しないというのは、これはある意味、画期的にすごいことだと思う。何しろ、飲酒運転が非常に少ない。そして、飲酒がらみのトラブル―アル中や暴力―がほとんど存在しないということなのだ。こんなに混沌としたインドの町が、これほど治安が安定していて、夜でさえほとんど危険を感じることがないのは、もしかしたらアルコールがないお陰が大きいのではないかとさえ思う(もちろん、その源であるヒンズー教の信仰の影響が大きいのだろうけれど)。

しかし、先週になって、やっと友人にリカー・ショップの場所を教えてもらい、初のアルコール購入。


右から、インドワイン、インドビール、そしてインドで製造されたラム。値段は、ワインは高いけれど、ビールはこの大びんが1本100ルピー程度なので、実はわりに手頃に飲めることが分かった(味は日本のビールにそれほどそん色ない)。ちょうど友人宅のパーティだったので、居合わせたみんな(大人4人)に「飲む?」と聞いたら、やはり全員が固辞し、飲んだのは僕と妻のふたりだけだった。みんなアルコールをまったく飲まないわけではないらしいのだけれど、やはりお酒というものの位置づけが、まったく違うのかな、という印象だった。

この中でいちばん楽しみなのは、ラム。ココナッツミルクとパイナップルジュースをささっと混ぜれば、ご存じ、南国の風情いっぱいのピナコラーダができあがる。しかし、忘れるなかれ、当地は「生ココナッツ」と「生パイナップル」の本場、南インド。できあいのココナッツミルクやパイナップルジュースなどという安易な代物はほとんど売っておらず(探せばどこかにあるのだろうけれど・・・)、カクテルを作る作業は、「生の椰子の実を割って、中身を削って、ミキサーに入れて、濾して、ココナッツミルクにすること」と「生のパイナップルの皮をむいて、棘を取って、ミキサーに入れて、パイナップルジュースにすること」から始めなくてはならない。昨日初挑戦したこの本格的なピナコラーダは、ミキサーにココナッツを入れたところで2歳の娘が勝手にミキサーのボタンを押してしまい、中身がすべて台所中に飛び散るという悲惨な事態に(インドのミキサーさん!お願いだから、蓋が開いているときには作動しないような安全な作りを考慮していただきたい)。わずかに残ったココナッツミルクで何とか完成した「本格ピナコラーダ」は、まことに見事な味わいだった「ような気がした」けれど、非常事態の動揺と悔しさで、至福の気分は味わえずに終わった。次こそは・・・と思う自分の中に、既にアルコール熱が完全に戻ってきてしまっていることに気づき、残念半分、ワクワク半分。 

2016.05.13 Friday

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