2016.05.13 Friday

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2012.12.09 Sunday

野菜売りのおじさん

野菜はできる限りオーガニックのものを入手したいと思っていたけれど、残念ながら近辺では、徒歩15分くらいにある2か所のオーガニックスーパー(reStoreとSri Annai Organics)で有機野菜を販売しているとは言え、どちらも週2日しか入荷がなく、この熱帯の気候の中では、玉ねぎやじゃがいもやニンニク以外の野菜はどんどん劣化していってしまうので(注:売られている瞬間から既に日本ではありえないほど劣化済みのため)、我が家の食卓のすべてをそれらで賄うことは叶わない。入荷の種類も量も少なく、玉ねぎやじゃがいもやニンニクすら売り切れのことも多いし、ショウガはヌメッとかびていたり、青菜はことごとくひからびて「セミドライ」とでも言いたい風貌だったりする。

結果、日々の野菜はよそで買い求めることになる。幸い、うちには毎朝、野菜売りの行商のおじさんが来てくれる。遠くからだんだん近づいてくる「カーイ!」(野菜!)という叫び声が合図(右隣にいるのはココナッツ売りのおじさん)。


野菜はなかなか新鮮でよい。日本でもおなじみのトマトやじゃがいもやピーマンやオクラもあるけれど、その他はほとんど馴染みのない野菜ばかり。


おじさんはほとんど英語が通じない。「これらの野菜はどこから買ってくるのですか?」と尋ねると、「マイ・ベジタブル!」と笑顔で答えがかえってくる。でも、初めての野菜を買う時は、「どうやって食べるの?」と尋ねると、身振り手振りで「カット!フライ!アンド、サブジ!」と教えてくれる(ただし、ほとんどの野菜はサブジに使えるので、答えはほぼ毎回同じ)。

これは大好きなグリーンバナナ。シンプルな炒め物にして食べる。あっさりして美味。


おじさんは毎朝6時から夜8時くらいまで、この「自転車屋台」を漕いで野菜を売っているらしい。休みはなしで、日曜日も働く。厳しい生活だ。それなのに、いつもにこやかで、感じが良い。頭が下がる―お金はぼるけれど。

チェンナイのがたがた道を漕ぎながら去っていくおじさん。どんなにペダルが重くて大変だろうと思う。


どんな家に住み、どんなことを考えながら、毎日を暮らしているのだろう。まったく想像もつかない。チェンナイを去ったら、もう二度と会えなくなってしまうだろう野菜売りのおじさん。こういう人との、何てことのないつながりこそを、後からきっと懐かしく思い出すのだろうなと思う。 

2016.05.13 Friday

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