2016.05.13 Friday

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2012.11.19 Monday

環境にやさしい洗濯、苦戦中

環境負荷を減らす生活は、ひとたび軌道に乗ってしまえば、ある程度まではいたって簡単、と今なお信じている。たとえば洗濯で言えば、環境負荷の少ない洗剤をどこで入手するかが問題で、それさえ解決できれば、あとは何の苦労もない。我が家は、日本ではベルセレージュのエコロ・セーフクリーナーを愛用しており、環境面も、健康面も、仕上がりも、使用感も、値段も、すべてが完璧にクリアされていた。

しかし、こうして海外に引っ越してきてしまうと、日々の洗剤まで持ってくるような無茶もできず、こうした挑戦はまたゼロからのスタートとなる。そして、当地インドでは、我が家の洗濯、なかなか苦戦中である(いっそのこと、エコロを無理やりにでも持って来ればよかったかもしれない)。

まず、オーガニックストアに行って、1種類しかない洗剤を買ってみた。その名も「ソープベリー」(別名ソープナッツ)。熱帯地方に自然に生えている植物で、果肉が天然の界面活性剤的な性質を持つということで、インドでは何千年だか前から洗剤として使われてきたらしい。これを、どう加工したのだかは知らないが(書いていない)、真っ白い粉にした「100%天然素材」という代物である。

「これはさすがインドならでは!」と興味津々で使い始めたら・・・洋服がどんどん黒ずみ始めた。理由はまったく分からない。ひどい時は、たった1回の洗濯で、洗濯する前にはなかった茶色い汚れが、はっきりと、大量に、洋服に残ってしまう(これではまるで汚すために洗濯しているようなものだ)。こちらの生活もなかなかに忙しくて、いまだにソープベリーの使い方のコツはきちんと調べられていないのだけれど(売っているオーガニックストアに聞いても埒は開かず、知り合いは今のところ、みな合成洗剤を使っている)、少しネットで見た限りでは「ソープベリーが茶色い染みの原因になる」というような記事は特段に見当たらず、だとすれば、残る可能性としては、我が家の家政婦さんガンタの濯ぎが甘くてこうした事態になっているのかもしれない。

ガンタの洗濯は本当に雑で、最初に妻が、日本から持参した洗濯板を使って、「洗いはこうしてゴシゴシと」「濯ぎはこうして3回」「ギュッと絞ってください。さもないと干しても乾かない」などと事細かに説明したものの―そしてその効果は大いにあったものの―いまだにいい加減に洗われたものがひん曲がって干されて、しずくがボタボタと盛大にたれ落ちているという状態。こちらが見ているときは3回濯いでいても、見ていなければ適当に水にくぐらせて「はい、終わり」としているかもしれない(その証拠に、洗濯物の量が多ければ多いほど、ガンタの洗濯は短時間で終わってしまう―明らかにやる気がそがれているのが見て取れる)。

彼女には彼女の言い分があって、特に初期、「この洗剤は泡立たないからキレイにならない。わたしが良い洗剤を買ってきてあげる」と何度も言われた。いろいろ知ってしまった今は、合成洗剤は間違っても使いたくないし、しかも、洗濯機ならいざ知らず、ガンタが素手で洗うというのに―相当頑丈そうなおばさんではあるものの―合成洗剤で手洗いさせるなどというのは非人道的にさえ思え(まぁ、本人がいいと言っているのに、気分的な問題に過ぎないのだけれど)、通じないコミュニケーションの中でとにかく固辞した。

彼女の洗い方が雑なのにも、おそらくは必然があって、こちらインドの布は、サリーにしろカディにしろ、非常に生地が薄く、しかも紺やら赤やら茶色やら金やら、大抵は濃いカラフルな色彩をしている。つまりは、大して洗わなくても、全然汚れが目立たないし、大して絞らなくても、さっと乾く作りになっているのだ。逆に、我が家の白いTシャツなどは、場違いな洗濯物の代表格で、どんどん汚れが目立ってくるし、一生懸命絞っても、いつも乾くのはいちばん最後。

とにかく何とかしなければならない、ということで、ネットでいろいろな人の洗濯のコツを検索する。そして、日本から持ってきたEMWの発酵液を入れると、洗剤の量が半分に減らせるというのを見つけ、これをスタート。EMWは、主に消臭及び掃除のため、そしていざという時の内服用に(本当です)持ってきたのだけれど、これは最高。今回のインドへの引っ越しで、日本から持ってきて「本当によかった!」ものの筆頭に挙げられるだろう。洗濯物が出るそばから、大きなバケツで水に漬け、このEMWの発酵液を混ぜておくと、有機物をどんどん分解してくれ、臭いもつかない。さすがにこれだけでは洗剤としては足りないらしいので、爆弾じみたソープベリーを(ほかに選択肢がないので)半量入れる。そして、もうほとんどヤケクソで、重曹も少し入れてみる。とにかく洗剤の量を減らせ、というコンセプトである。そして、ガンタの洗いの足りなさを補うため、ガンタが来る前に、一生懸命バケツに足を突っ込み、「踏み洗い」する(子どもが近づいてきて、不審そうに「何やってるの?」と一言)。すると、ソープベリーの濯ぎ残しの量が減ったせいか、以前よりも茶色の染みが気にならなくなってきた気がする。こういう低レベルで満足していいのかどうか分からないけれど、もはや日本から持ってきた我が家の洋服には諦念の情を抱きつつあることもあって(ターメリックの黄色い染みもどんどん付くし)、インドでは多少薄汚れた服を着ていても、特に人目をひいて困るようなこともないので、「ま、これでいいか・・・」ということにしている。

↓日々せっせと作っているEM発酵液。


作り方は簡単で、いろいろな人のブログに詳細が載っているけれど、米のとぎ汁2リットルに、糖分大さじ2(我が家は現在インドの黒砂糖ジャガリーを使用)、EMW大さじ2を混ぜて、清潔なペットボトルで約1週間発酵させるだけ。毎日ボトルを振り、2、3日に1回ふたを開けると、プシュッという発酵音がする。 

2016.05.13 Friday

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