2019.11.08 Friday

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2011.04.17 Sunday

水いぼの治し方

唐突だけれど、小学生の頃から水いぼ体質だった。最初は肘にひとつ。次は首のうしろにひとつ。更に親指の爪の先にひとつ。皮膚科に通って、あの惨めな液体窒素療法(本当にヒリヒリと痛い)で治しても、またすぐ別のところにできる。ネガティブ思考だった子ども時代の自分は、そのうち体中がいぼだらけになってしまうのではないかと、半分本気で恐れた。ほぼ毎月の皮膚科通いは、中学、高校、そして、大学1年でほとほと嫌になってやめるまで続いた。

水いぼは、放置しておくとどんどん大きくなる。足裏にできた二つのいぼは、ついにはビー玉大まで膨らみ、一時は歩くたびに痛み、足をかばうので姿勢が悪くなった。それでも、こんなに大きくなってしまったいぼを液体窒素で治したら、何十回も通う羽目になるのが目に見えていたので、今さら皮膚科の扉を再びたたく気にはなれなかった。手指にも再発し、ちょうど自然療法に目覚め始めた時期だったので、今度は竹酢液を試した。毎晩、家中に漂う竹酢液の強烈な匂いが風物詩になっても、一向にいぼは小さくならなかった。ハトムギもよく効くと聞いたけれど、毎日2リットル飲んでも確実な効果は出ないと言われ、こちらはスタート前に挫折。

そして、ついに気にするのをやめた。一生いぼを抱えて生きていけばいい、と思った。何度見ても、足裏のビー玉大のいぼは我ながら不気味だったけれど(しかも2つ!)、人に見せるわけではなし、もうどうにでもなれ、と思った。数年を過て、昨年、入浴中にふと、そのビー玉大のいぼが若干、でもはっきりと縮んでいるのに気付いた。それから数ヶ月、驚いたことに、いぼが少しずつ勝手に剥がれ落ち、ついには完全に消滅した。もうひとつのいぼも、ほぼ時を同じくして、同じように消滅した。手指のいぼも、跡形もなく消えた。まるで手品のようだった。

今は右足の裏に、小さな小さな新しいいぼがある。でも、これでよいのだ、と思う。理由は分からないけれど、何らかの必然があって、そうなっているのだろう。そして、その必然が終われば、いつか自然に消えてくれるのだろう。自然療法で言う排毒のようなものかもしれない。水いぼの治し方をこれまでいろいろ調べたけれど、「放っておく」というのは聞いたことがなかったし、皮膚科の先生も、誰一人として、「治さなくてもいいんですよ」などとは教えてくれなかった。いちばん簡単で、負担のない対処法「自然放置」を通して、自分は、身体の状態を受け容れるということの意味を、ひとつ具体的な形で学んだように思う。 

2019.11.08 Friday

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