2019.11.08 Friday

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2012.06.27 Wednesday

無事に帰国

6月9日に帰国して、あっという間に2週間以上が過ぎた。2年間の歳月をまったく感じさせない家族・友人知人・気に入りの店。改めて、故郷はいいなあと思わせられる。反面、わずか2週間前までいたカリフォルニアでの記憶はどんどん意識の外に遠ざかっていき、彼の地の人々が今日もあのカラッと乾いた空気の中、生き生きと暮らしているであろうことさえもが、もはや実感をもって感じるのがむずかしく、自分の指針となる世界のひとつが手の届かない遠くに行ってしまったような、少し焦燥感を伴う心持もある。

たとえば、カリフォルニアを発つときは、日本に帰ったら、「チップス&サルサ」(メキシカンのトルティーヤ・チップスにトマトと香草のソース)をどんなにか懐かしく思うだろう、と思った。実際に帰って来てみると、気候のせいなのか、妻に呆れられつつも手荷物で持ち帰ってきたおみやげ用のチップスは期待したほど美味しくはなく、そんな些細なところにも、帰国した自分が、帰国したことによって知らず知らずのうちに変化しているのを感じる。

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2012.05.31 Thursday

帰国準備、着々

帰国まであと10日。帰国準備は、思いのほか、気楽に、順調に進んでいる。

いちばん心配だった家具の始末は、craigslistという、こちらでは本当に大規模に普及しているオンライン掲示板で、どんどん売れた。craigslistで手に入れた家具を、craigslistで売り払う。循環を実感できて大満足。品物によっては、掲示して数時間のうちに5通も6通も「欲しい」というメールが届く。引き取りに来た人とも、「craigslistって本当にいいよね〜」と会話が弾む。こちらでは、不動産の賃貸も、日本のように不動産屋さんを通さずに、craigslistで直接賃貸契約するのが一般的らしい。つくづく凄いなあと感心する。

ただ、今回はいくつかの物を300ドルあまりのやや高い金額で出品したためか、複数の詐欺メールが届いて驚いた。craigslistではよくあるトラブルらしい。メールの文面はどれも共通して「忙しいので直接見に行くことはできないけれど、すぐに小切手を送ります。追って配送業者を手配します」という内容。危うくひっかかりそうになってしまったけれど、いかにも怪しい小切手が届いて危機一髪で気が付いた。この手の小切手を自分の口座で現金化しようとすると、大抵は不渡りで、仕組みはよく分からないけれど、最終的に自分がその責任の一部を負わなくてはならなくなるとか何とか・・・。トラブルを避けるには、とにかく「直接会って、第三者を介さずに取引する」ということ。これだけでトラブルの99%は回避できるらしい。良い経験になった。

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2012.04.25 Wednesday

歓喜のJAL

ついに帰国便が決定。何と、夢にまで見た(大げさ)JALの羽田便!奨学金サイドで支給されるので、どうせ安いデルタになるのだろうと思っていたら、「JALがたまたまいちばん安かったのでJALに決定しました」のお知らせが来た。歓喜!

空港のチェックインカウンターから始まる、あの(対アメリカ比)安心感120%のサービスを心ゆくまで味わうことにしよう。そして、羽田に降り立てる幸運を神に感謝することにしよう。

帰国の旅が俄然たのしみになってきた。


2012.03.25 Sunday

春休み、ふたたび

去年の今頃は、311が勃発して、重苦しい気持ちの中、学校の課題に追われ、夏のインターン先を探していたなぁ、と思い出す。そして、春休みが来て、葉山から来た友人とともに、雪山シャスタを訪ねたのだった。

今年の3月は、Kのための病院通いがメインで(多いときは1週間に3回!)、さらに卒業後の仕事探しをちょこちょこと。学校の単位はあらかた取り終わっているので、前学期までに比べれば、勉強は遥かにゆったりで(とは言え、卒業プロジェクトの進捗が思わしくなく、憂鬱な顔をして、家族の不興をかったりもする)、週末には気に入りのNorth Bayやらサンフランシスコやら、いろいろなところを散策して歩いている。

仕事探しは、まだまだ半ばなれど、何となく道筋がついてきたような感じがする。目指すはごみの仕事。或いはそれに隣接するような分野の仕事。とりあえず、別の国や多国籍な環境で、ピンポイントな経験を積みたいと思っているので、期間限定のプロジェクト雇用などを中心に探している。今のところ、インドでのNGOのリサーチ業務のオファーをもらっているのと、国際機関の短期コンサルタントへの応募を進めており、まずはそのあたりに落ち着きそうな予感。一度は発展途上国を体験してみなければと思っていたので、もし順調にインドに住めるとしたら、それは願ってもみないこと。

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2012.02.23 Thursday

バークレーへ小旅行

ひょんなご縁から、バークレー中心街の邸宅に小旅行することになった。持ち主が旅行に出る間、2匹の飼い猫の面倒を見る条件で、住まわせてもらうことになったのだ。

キャンパスよりも近い場所への、2泊3日の週末旅行。




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2012.02.20 Monday

日曜日のタイ寺院

バークレーのアシュビー付近にあるタイ寺院では、毎週日曜の昼、構内で賑やかな食べ物市が開かれる。信者による資金集めイベントで、かなり大規模。食べ物も結構行けるし、何より雰囲気がたのしいので、快晴の日曜日、時々思い出したように行きたくなる。


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2012.02.17 Friday

即席スーパー・ランチ

今学期は、授業も週3コマ。学校にほとんど行かなくてよいので、勉強は基本的に、寮の中にあるStudy Room(自習室)でしている。家から徒歩2分。もちろん、昼ごはんは家に戻ってきて食べる。

戻ってくるとは言え、勉強の途中なので、本格的なご飯の準備などする気になるはずはない。そんな中、ものすごく気に入っているのが、こちら、自画自賛の即席スーパー・ランチ。


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2012.02.15 Wednesday

ミュアウッズ国立公園

ボリナス、そして、きれいなスティンソン・ビーチを経てのNorth Bay巡り。今回は、有名なミュアウッズ国立公園へ。


車でわずか45分で、こんな自然の中に入れるって、やはりなかなか凄い。これらの巨木はレッドウッドというセコイアの一種。「地球上でもっとも大きい生物」らしい。

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2012.02.13 Monday

パーマカルチャーに出会う

卒業までわずか3ケ月。バークレー滞在も総決算の時を迎えた。

子どもと学校とローカルフードの三角形の内側をうろうろし、サンフランシスコにすら滅多に足を運ばなかった我々を見て、最近親しくなったバークレー在住18年のKさん:「そんなにどこも見ずにベイエリア(=サンフランシスコ、バークレーを含むこの地域一帯)を去ってもらったら困るわ!」 直ちに我々の偏った嗜好を正確に理解し、数々の「絶対に行かねばならぬ場所」を処方してくださった。

それが数週間前。お陰で、North Bayという、まったく雰囲気の違うエリアと出会えることになった。North Bayといえば、一般的にはサウサリートという風光明媚な町が有名だけれど、すすめていただいたのは、ボリナス、ポイント・レイスなど、もっと西側に踏み込んだエリア。空気がやわらかく、自然が豊かで、そのゆったりとした風情に一気に引き込まれた。この3週間で2回も足を運び、これからもまだまだ繰り返し行く予定。

最初に行ったのはボリナス。Regenerative Design Instituteというパーマカルチャーの団体のオープンデーに合わせて繰り出す。

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2012.02.04 Saturday

食べ残さないアジアの心

近所の台湾人二家族の合同パーティに招待された。会も終盤にさしかかったころ、ある光景に目が釘付けになる。台湾人のお母さんが、娘の食べ残したご飯をおもむろに自分の前に置き、代わりに食べ始めたのだ。

「これだ!」という懐かしさと、安堵と、こみ上げる喜びを感じて、思わず彼女に感激をぶつけてしまったら、恥ずかしそうに照れてしまって悪かった。でも、台湾人の夫たちも即座に共感してくれ、みんなで「食べ残さないアジアの心」についてひとしきり盛り上がった。

というのも、この地に来て1年半、いろいろな場でいろいろな国籍の親子と飲食をともにする機会があったけれど、「子どもの食べ残しを親が食べる」というシーンにはほとんどお目にかからないのだ。日本でも、決してすべての親が自分の子どもの食べ残しを代わりに食べるわけではないと思う。でも、代わりに食べるところまではいかなくても、少なくとも「お皿にとったものは残さず食べなさい」「食べきれないなら、そんなに取るのはやめなさい」「どうしても残してしまったら、用意してくれた人にごめんなさい」という、何とないスタンスを多くの親が共有しているように感じる。

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